現在のがん治療について

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大腸がん治療後の食事

大腸がん治療後は、食事面で気をつけたいことがあります。大腸を手術すると水分を吸収しにくくなり、下痢になることが多いです。また、蠕動運動に障害が起こるために便秘にもなりやすいです。下痢が起こったら油脂類は控え、消化しやすくて温かいものを摂るようにすることです。香辛料は腸の粘膜を刺激するので避けることです。便秘の場合は、食物繊維を多く含む果物や牛乳などを摂取すると、便秘が解消されやすくなります。しかし、注意したいのは大腸の手術後は食物繊維を発酵する機能が低下するので、食物繊維の多い食品は術後3ヶ月は控えることです。

ここで疑問なのが、食物繊維を多く含む果物を食べた方が良いと言っていたのに、術後3ヶ月は食物繊維の多い食品は控えることと言われているのはどう言うことかと言うと、食物繊維には水溶性のものと不溶性のものがあります。水溶性のものは胃の中の食べ物を包み込んで、ゆっくりと胃腸を移動します。不溶性のものはお腹の中で溶けずに膨らんで排出されます。ですから、不溶性食物繊維を多く含む食品は、術後すぐに食べると負担が大きいのです。しかし、果物は水溶性食物繊維を含むものが多いので、術後でも問題なく食べられます。