現在のがん治療について

現在のがん治療について

痛みをとるだけのがん治療が選択されることもあります。

がんになったからといって必ずしもがんを手術や抗がん剤で治療するのがベストとは限りません。ある程度若くて体力がある人の場合はそういった治療を選択すると思いますが、例えばお年寄りの場合は違ってきます。80歳くらいのお年寄りががんになってしまった場合、体力的な問題もあり下手に手術や抗がん剤を使ったほうが寿命を縮めてしまう結果になります。こういう場合はがん自体は治療しないことが多いです。ではどんながん治療をするのかというとがんによって発生する症状の方を治療します。がんが進行するにつれ痛みやめまいなどの不快な症状が出てきます。それらを改善させる治療を行います。

確かにがんの痛みをとったところでがんが治るわけではありません。じわじわと進行していきます。しかしお年寄りの場合は進行がゆっくりなので痛みをとってあげて後は何もしない方がより長く生きることができるのです。もちろんがんの状態や本人の体調によってはお年寄りでも手術を選択することはあります。ですが基本的にはがんの治療よりも症状の治療を優先することが多いです。痛みをとってあげればがんでも日常を無理なく送ることができるし、辛い思いをして闘病するよりも生活の質が向上することは十分にありえることなのです。痛みをとるのも立派ながん治療の一つなのです。