現在のがん治療について

現在のがん治療について

おっとのがん治療について

三年前に亡くなった夫は、脳梗塞の後遺症で、自宅での介護が困難になっていましたので、老健施設に入所していました。私は、毎日、朝食の介助に通っていました。施設では、随分、色々の症状の方が、入所していました。食事を、頑として拒否される人、介助の方に暴言を吐くひとなど、様々で、自分も、そうなった時にはと考えさせれれました。幸い夫は、素直に食べてくれたので、介助にはくろうしませんでした。所が、ある日、むせて食べることが出来なくなってしまったのです。なんとか食べさせようとしましたが、駄目でした。介護士さんは、「いいですよ、後で、点滴してもらいますから・・」というので、その日は、そのまま帰りました。そんな日が、4,5日続いて、どうも回復がはかばかしくありませんでした。

そんな、ある日、施設から呼び出しの電話が入りました。「お医者さんの話を聞いてください。」とのことでした。慌てて、病院へ駆けつけました。お医者さんの話では「膵臓癌の末期です。」ということでした。それから、夫のがん治療が始まりました。がん治療というと、放射線治療が思い浮かびますが、お医者さんの話では、「延命治療はしません」ということでした。私もそれで、いいと思いました。夫は、すでに認知症にも侵されていましたから、あまり痛みを感じなかったようで、多分、それが末期になるまで発見されなかった原因だったのだと思います。夫は、最後には、意識も無くなりましたが、静かに穏やかに、79歳で逝きました。